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「やらないこと」で決めることは必ずしも怠惰な習慣のことだけではない

ノートPCを使う人を撮影した写真

仕事を効率化することは生産系を上げること。そのためによく挙げられる仕事術としてToDoの整理がありますが、これと逆に「やらないことを決める」という方法もよく出てきます。

「やらないことを決める」と聞くとどんなことを思い浮かべるでしょう?例えば無駄なおしゃべりの時間を作らないとか、間食をしない、昼寝をし過ぎないといった仕事中に関わるものから、お酒の席に出る回数を減らす、読書の時間を持つといった仕事外の時間の使い方に至るまで様々な内容が考えられます。

私も上のようなことが当てはまると思い色々ピックアップしていたのですが、仕事をする中でまた違う視点からの「やらないことを決める」ということが見えてきました。それは「できるしお金にもなるけどやらないこと」です。

多様な仕事の中から自分のやりたいことを選ぶ

自分の仕事を振り返ってみると、起業した当初と全く同じ仕事をしているというわけではなく、仕事の内容が多様になっていることに気付きました。Webデザイナーを名乗っているので当初はWebサイトのデザインやコーディング(プログラミング)など実制作の比率が多かったのですが、最近はWebサイトに係る企画やディレクション、講演等に多くの時間を使うようになってきました。

ありがたいことに仕事も色々な方面から頂き、定期契約でお世話をさせていただいているクライアントも増えて来ました。

気づけば以前は主だったコーディング作業は、スタッフや他の仕事仲間にお願いするというケースが増えていました。個人的にはコーディングも嫌いなわけではないですし、自分でやれば外注費を抑えられるのでお金にもなる作業なのですが、この作業を自分で行うということは他の作業にかかる時間を費やしてしまうということになります。

つまり今の私にとってコーディングとは「できるしお金にもなること」なわけですが、同時に「やらないこと」にも当てはまってきます。

ここでコーディングをやるかやらないかの選択をすることになるわけですが、その分類は私がどういう仕事をしたいか、どうしたら仕事の成果を上げることにつながるかによって取捨選択することになります。

今の時点ではコーディングよりも色々と日々頭に浮かぶ色々なアイデアや企画を試してみたいという気持ちの方が大きいので、コーディングは「できるしお金にもなるけどやらないこと」に分類して、外注するケースが多い昨今です。

上の例のように「やらないことを決める」ことにおいて、その選択肢は必ずしも生産性を下げることだけではなく、仕事の価値観や自分のモチベーションも考慮しながらやらないことを決めていくということも必要だと思います。

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